5 LRTができたらどうなるか?

まちが変わる…暮らしが変わる

■自動車中心の道路から歩行者主体の道路へ…
LRT導入を機会に、道路の考え方が変わります。活動空間・快適空間の要素を入れた、LRTと歩行者が共存するトランジットモールによって、新しい道路に生まれ変わります。

■LRTは、単独でも十分に機能するけど…
地下鉄やJRとの乗継拠点を上手く作ると、LRTは既存の交通機関を結ぶ接着剤としての役割を発揮します。
郊外⇔都心部、地下鉄⇔都心部を結ぶ乗継拠点のデザインを、苗穂・桑園・大通でスタディーしてみました。

■ハードが変わると、ソフトも変えて…
新しい運営システムを構築する必要があります。札幌の公共交通は、個々の事業者の組織形態を維持しつつ、市民との接点を持った札幌運輸連合の下に統合され、トータルにマネージメントされます。

■最もLRTらしいのは…
環境や福祉への高い貢献性でしょう。生活に密着したLRTだからこそ、環境対策の象徴となります。また、LRTによって、移動に制約のある人々の行動エリアの拡大が可能となります。
冬季オリンピックで構築した札幌ブランドを保持し続けるためにも、LRT導入によって、「北の理想都市・札幌」を名実ともに具体化しなければなりません。


ドイツ/フライブルクのトランジットモール

6 次の一手

まとめ…アクションプログラムに向けた展開

■全体の関連性について整理してみると…
LRTは新しい札幌をデザインするための起爆剤…という性格が浮かび上がってきます。


LRT導入による波及効果



■札幌創建期の先人の遺業に敬意を表して、私たちも…

具体化に向けたアクションプログラムを展開する上で、解決
しなければならない課題は、たくさんあります。市民・企業・行政・大学など、
各々の立場での役割を果たして頂く必要があります。
明治の先人たちは、今日まで100年間も維持できた、立派な都市構造を作ってくれました。
私たちも、100年後の子孫に誇れる都市のストックを、今から作り上げて行きたいと思います。
それは義務感からではなく、自分たちが住んでいて楽しい札幌を、
市民の共同作業で楽しく作り上げることに、
新しいコミュニティーの喜びを見つけたいからです。

LRTの導入を契機にして…

新しい札幌のまちづくりがスタートします。その努力を積み重ねた先には、
物質的にではなく、精神的に限りなく豊かな社会生活の姿を描くことができます。



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