Paris 2001 by C.yanagimoto

2001年11月8〜9日


SNCF(国鉄) Paris Austerlitz駅

11月8日午前7時,パリ−オステルリッツ駅
前日深夜発の夜行列車で到着した。朝のラッシュが始まったようで,
次々と到着する列車からはたくさんの人が降り,地下鉄駅や
駅周辺のビジネス街に吸い込まれていった。国鉄には出場ラッチはないので,
ラッシュといっても札幌の地下鉄大通駅の朝ラッシュよりすいている感じがした。


SNCF(国鉄) Paris Saint-Lazare駅

大きな荷物を転がしながら地下鉄を乗り継いでたどり着いた
パリ−サンラザール駅。ここも郊外から来る列車の終点で,
ラッシュ状態だった。宿泊先のホテルはこの駅のすぐ近くだった。

路上駐車

ホテル近くの路上駐車。見てわかるとおり,日本で一般的な
縦列駐車などではこんなに詰めて止めることは不可能です。
前後の車にぶつけながら止めたのでしょう。

(パーキングチケット+荷捌き駐車スペース)
 
路上駐車を上から見た写真。この道路は駐車禁止ではなく
両サイドともパーキングチケットと荷捌き用駐車スペースとなっている。
路面にそれぞれの区分が表示されているが,
厳密に区分して使われているとは思えなかった。

写真を撮ったホテルの向かい側の建物は
1階部分は店舗ですが,2階以上は居住用になっています。
札幌市がこれから進めようとしている,いわゆる「都心居住」です,
ヨーロッパでは昔から都心に人が住むのは当たり前になっています。
というより,都心がビジネス専用になっている日本がおかしいのかも。
(だから日本のように都心が極端に衰退しないのかな?。)


パリの公共交通

《パリの鉄道路線図 北東部》

《パリの鉄道路線図 全域》
(jpgファイル 1.1MB)

パリの公共交通はSNCF(国鉄)の高速鉄道,メトロ,バス,そして
最近整備されたトラム(LRT)で構成されています。
乗車券は割安な定期券で有名なカルトオランジュなど
がありますが,もっともポピュラーなものが「カルネ」と呼ばれる
回数券です。10枚組で50フラン程度ですから,
一枚あたり日本円で80円くらいになります。
これ1枚で2ゾーン1時間乗り換え自由です。

公共交通の共通回数券
「カルネ」




国鉄の通過券
(コントルマルク・ドゥ・パサージュ)



今回の旅行ではフランス国鉄のレイルパスを使いました。
パリの高速鉄道も国鉄ですから当然パスで乗れるのですが,
入場ラッチを通過するために特別な券が必要になります。
上の写真にある「通過券」を使うのですが,これは
駅ごとに発行されているので乗るたびに窓口で通過券を
もらう必要があります。けっこうめんどうです。


入出場管理
メトロと高速鉄道は,非常に堅固な入場ラッチがあります。
入場時は,チケットを投入口に入れ前方から出てきた
チケットを取って,正面にある楕円形のバーを自分で押すと
通り抜けられます。体重をかけるようにして,
力を入れて押さないと開きません。
出場ゲートはチケットのチェックはありませんが,
内側から開く自動ドアで,外からは全く入れません。
日本の地下鉄以上に厳しい入出管理をしています。

地下鉄の入場ラッチ


地下鉄車両


拡大写真


 札幌の地下鉄の見本となったゴムタイヤ式車両
実際は鉄輪とゴムタイヤの併用方式でどちらの軌道も
走行可能である。上の写真は鉄軌道の区間を走行中のもの。



TRAM
Saint-Doni 線


一昨年パリに復活したトラム(LRT)サンドニ線です。
今回の旅行ではここをLRT撮影のメインにしようと考えていましたが,
あちこち行っている間に時間がなくなって,
ついに夜間撮影となってしまいました。
覚悟はしていたのですが,やはり暗闇での撮影では
あまりいいものはとれませんでした。
ちなみに撮影はデジタルビデオで行いましたので,
解像度が低く,不鮮明な写真となってしまいました。

トラム サンドニ駅(始発駅)
サンドニはパリの北部にあり,歴代のフランス王は
ここで即位の儀式を行ったという所だそうです。
ブールバール(外周環状道路)の外側で,
都心からはかなり遠く,パリ北駅
(Gare de Nord)から電車で20分くらいかかる。

 

見た目はごくオーソドックスなスタイルの車両ですが,
ホームと車内の床は全く段差がなくフラットになっている最新型LRTです。
 
 

夜の8時過ぎです。乗客は非常に多く,混雑していました。
 
 


危険地帯?サンドニ駅周辺
「パリに路面電車復活!」,「新たな公共交通の可能性」などのフレーズで
報道されたサンドニ線であるが,その後あまり話を聞かなくなっていた。
よほどのマニアでない限り日本では知る人も少ない。
あまり話題にならないのが不思議な感じがしていたが,現地へ行ってみて,
その理由がわかったような気がします。あくまでも個人的な判断ですが・・・・・・・。

国鉄パリ−ノール駅から高速鉄道に乗って約20分,サンドニ駅に到着。
なぜか地下鉄の入場ラッチのような出場ゲートがある。それも故障しているらしい。
ここで降りた乗客は出場できなくなっていたが,やがてゲートの上を乗り越えたり,
床との隙間から這い出たりしておのおの適当な方法で出ていった。
私は前の人に促され,同行してくれた妻と二人でゲートの下をくぐって外に出た。
後で考えると,このゲートの存在自体がフランス国鉄らしくないことだった。
駅前の広場は街灯もあまりなく殆ど真っ暗だった。
駅を降りた人たちはまっすぐバスやトラムの乗り場に向かっていた。
駅の前には暗くてよく見えなかったが,数十人の若者とおぼしき人影があり,
話し声もあちこちから聞こえてきた。ちょっとアブナイ雰囲気があったが,
ようやくこぎ着けた撮影のチャンスだったし,トラムを写すことばかりに集中していて,
そんな雰囲気もあまり気にしていなかった。

トラムを撮影していた時間は10分くらいだったと思うが
撮影が終わって駅に戻る途中,駅の入り口に向かう通路の植え込みの中から
若い男が飛び出してきて,カメラを持っていた私の右手につかみかかってきた。
カメラを取られないようにふりほどこうとしたとき,妻が悲鳴を上げて私の左腕を引っ張ったので
タイミング良くその若者をふりほどくことが出来た。(一人で来なくてよかった!)

体中が震えていたが平然を装ってそのまま駅に向かい,
窓口で通過券を受け取ってホームに入った。パリ行きの
列車が到着して,座席に座ってようやく落ち着いたとき,近くに座っていた婦人が
話しかけてきた。さっきの光景を見ていたと言うことで,いろいろと教えてくれました。
サンドニ駅周辺は昼夜を問わず非常に治安が悪く,カメラを持っているだけで
それをねらわれるし,奪われることはしばしばあるので
気をつけていなければだめだと教えてくれました。

教 訓
ここを撮影するためには,男3〜4人でがっちりガードして
いかなければならないと思った。このトラムを撮影に来て
カメラを奪われた人もかなりいるのではないだろうか。・・・・・


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